出雲市佐田町の山あいに立つ「須佐神社」は、大自然に囲まれ神秘的な雰囲気が漂います。
全国で唯一、須佐之男命(スサノオノミコト)の御魂を祀る神社です。
須佐神社の祭神は 、
須佐之男命をはじめ、妻の「稲田比売命(イナタヒメノミコト)」。
妻の両親である「足摩槌命(アシナズチノミコト)」・「手摩槌命(テナヅチノミコト)」。
「天照社」では、須佐之男命の姉神になる、天照大神 (あまてらすおおみかみ) が祀られています。
須佐之男命を中心に、妻と妻の両親、天照社では姉神が祀られてます。
御本殿の後方に、
樹齢1300年の巨木の姿は、威厳に満ち・生命力を感じることから、最強のパワースポットとしてTV紹介されました。
そして、境内では「塩の井」をはじめ、「須佐の七不思議」が紹介されてます。
須佐神社は、他にも様々なスポットがあり、是非ご参考にお願いします。
須佐神社 おすすめ情報!
須佐神社の5つのおすすめ情報です。
おすすめ①「須佐之男命(スサノオノミコト)の御魂を祀る神社」
日本神話において、須佐之男命はヤマタノオロチを退治した英雄として、今も伝えられています。
須佐之男命を祀る神社は数多くお聞きしますが、御魂を祀る神社として須佐神社は、全国唯一です。
また「出雲国風土記」では、スサノオがこの地に来て最後の開拓をされたと記されてます。
須佐之男命は「この国は小さい国だがよい国だ・自分の名前は岩木ではなく土地につけよう」といい、この地を「須佐」と命名され・自らの御魂を鎮めたとされています。
須佐の地は、須佐之男命との関りが深く、須佐神社は「出雲国風土記」にも登場する古社なのです。
おすすめ②「須佐神社の祭神」
須佐神社の祭神は「須佐之男命」をはじめ、妻の「稲田比売命(イナタヒメノミコト)」。
妻の両親である「足摩槌命(アシナズチノミコト)」・「手摩槌命(テナヅチノミコト)」が祀られています。
そして、須佐神社の入口向かえには「天照社」があり、姉神になる「天照大神 (あまてらすおおみかみ)」 が祀られています
「須佐之男命」を中心に、妻と妻の両親、そして姉が祀られているので、どこか家族愛を感じてしまいます。
おすすめ③「大杉(最強のパワースポット)」
須佐神社の境内・御本殿の後ろに、樹齢1300年と伝えられる大杉があります。
この大杉は、幹の太さが6m、樹高は24mほどある大樹が、須佐の地を守るように立っています。
樹齢1300年の大杉の姿は、威厳に満ち溢れ強い生命力を感じることから、最強のパワースポットとしてTVにて紹介されました。
以前では、この大杉に触れることが出来ましたが、現在では柵で囲われています。
案内板には、この大杉は昔、加賀藩から帆柱にと金八百両で所望があったそうです。
しかし須佐国造は、これを断ったと伝えられています。
須佐神社の大杉は、この須佐の地において、お金には代えられない重要な巨木であった証ですね。
おすすめ④「須佐の七不思議」
須佐神社の境内には「須佐の七不思議」と語られる伝説があります。
七不思議とは、「塩井・しおのい」「神馬・しんば」「相生の松・あいおいのまつ」「陰無桜・かげなしざくら」「落葉の槙・おちばのまき」「星滑・ほしなめら」「雨壷・あまつぼ」になります。
その①「塩の井・しおのい」
境内に湧き出している塩の井は、出雲大社の西にある稲佐の浜に続いているそうです。
須佐之男命は自らこの潮を汲み、この地を清められたといわれてます。
満潮の時には、塩井周りの地面には潮の花が咲くそうです。
その②「神馬(しんば)」
どんな毛色の馬であっても白馬になり、吉凶禍福・国の大事を予知したとされてます。
その③「相生の松・あいおいのまつ」
本殿の裏に、一本の松であって雄松、雌松の両肌をもった松の木があったそうです。
「須佐之男命」と、妻の「稲田比売命(イナタヒメノミコト)」との夫婦の姿を象徴した松の木ですね。
その④「陰無桜・かげなしざくら」
昔、隠岐の国に耕田の不作が続いたそうです。
これを占ったところ「出雲の須佐大宮の大きな桜が隠岐へ影をさす為」とのことで、須佐国造にお願いし桜が切られました。
その切り株から生じた桜は、今も茂ることも枯れる事も無く今日に至っているそうです。
その⑤「落葉の槙・おちばのまき」
妻の「稲田比売命」が御子を出産された時、産具を槙の葉で包み・松葉で綴って川に流されると、流れ着いたところに槙(柏)と松が生えてきたそうです。これが落葉の槙と言われます。
その⑥「星滑・ほしなめら」
須佐の中山の頂近くに岩肌が見え、谷の姿をしている所に白い斑点がみえます。
その白い斑点は、豊年なれば多く、凶年なれば少ないといわれています。
その⑦「雨壷・あまつぼ」
境内摂社の厳島神社より下、道路の下手の田の畔に岩があります。
その岩の穴をかきまわすと、神の怒りで大暴風雨が起こると伝えられてます。
おすすめ⑤「天照社(天照大神・あまてらすおおみかみ)」
須佐神社の入口・鳥居の向かいの奥に「天照社」があります。
「天照社」では、須佐之男命 (スサノオノミコト)の姉神になる 天照大神 (あまてらすおおみかみ) が祀られています。
弟想いの姉が、少しだけ距離をあけて見守りような感じですね。
須佐神社の境内
須佐神社 境内のご案内になります!
鳥居・石柱
須佐神社の正面入口には、石造りの鳥居と「須佐大宮」と彫られた石柱があります。
鳥居から正面にみえるのは、随神門(ずいしんもん)、そして拝殿とつづいています。
手水処
鳥居をくぐると、すぐ右側に手水処があります。
随神門(ずいしんもん)
正面の鳥居と拝殿の間に、随神門(ずいしんもん)があります。
随神門は、神域を守る随神として外から来る邪霊を、追い払う役割をもつそうです。
東末社・西末社
神楽殿
塩井(しおのい) の近くにあるのが「神楽殿」です。
拝殿
随神門(ずいしんもん)をくぐると、正面には「拝殿」があります。
須佐神社の参拝方法は、「 二拝二拍手一礼 」の一般的な作法です。
御本殿
須佐神社の「御本殿」は、拝殿の後ろになります。
1861年(文久元年) 建築の大社造りとして、島根県の重要文化財にも指定(1966年5月) されています。
大杉さんの木精
巨木の近くに「大杉さんの木精」 が置いてあります。
大杉さんの葉を、塩井の水を清めた記念品とのことです。
大杉さんの木精は、600円です。
稲荷社
御本殿の裏側には「稲荷社」があり、丸い耳の石狐がおられます。
三穂社
須佐神社 境内の一番奥にあるのが「三穂社」です。
「三穂社」は、男女の神が祀られていて本殿がふたつあります。
社務所
「社務所」は、拝殿の右側になります。
こちらの「社務所」で、御祈祷のお申込みや、お守り・御朱印などが授与いただけます。
受付時間は、9時~16時ですよ。
須佐神社 ご利益・授与品など
ご利益
須佐神社には、良縁・子孫繁栄・家内安全・諸障退散などのご利益があるとされてます。
参拝方法(作法)
参拝方法は、一般的な作法とおなじ 「 二拝 二拍手 一礼 」です。
授与品(御神塩・お守り など)
御神塩
須佐神社の社務所では「御神塩」が授与いただけます。
神棚へのお供え・お清めの塩としてお使いできるそうです。
お守り
須佐神社の「お守り」は、基本1種類です。
色違いやデザイン違いはあります。
御朱印
須佐神社の御朱印は「須佐神社(須佐大宮)の御朱印」。
そして「出雲國神仏霊場巡りの御朱印」も、あわせて授与いただけます。
須佐神社 神事・祭日
神事
朝覲祭 (ちょうきんさい) | 例年 4 月 18 日(例大祭に引き続き斎行) |
百手神事 (ももてしんじ) | 例年 4 月 19 日(例大祭古伝祭の午後に斎行) |
陵王舞 (りょうおうのまい) | 例年 4 月 19 日(例大祭古伝祭に引き続き斎行) |
切明神事 (きりあけしんじ) | 例年 8 月 15 日(午後に斎行) |
祭日
歳旦祭(さいたんさい) | 1月1日早朝 |
節分祭(せつぶんさい) | 2月節分に執り行われます |
祈年祭(きねんさい) | 2月17日 |
例祭・朝覲祭(れいさい・ちょうきんさい) | 4月18日 |
古伝祭(こでんさい) | 4月19日 |
切明神事祭(きりあげしんじさい) | 8月15日 |
秋季祭(あきまつり) | 10月17日 |
新嘗祭(にいなめさい) | 11月23日 |
大祓(おほはらひ) | 6月30日 / 12月31日 |
月次祭(つきなみのまつり) | 毎月15日 |
周辺社寺の一覧(紹介記事)
駐車場・アクセス 情報
駐車場
須佐神社の駐車場は、鳥居の前を通り左折したところにあります。
普通車が30台ほど駐車でき、新しいトイレも設置されてます。
アクセス
須佐神社には、出雲市駅から路線バス、または マイカーのご利用になります。
路線バス
路線バスの場合、須佐神社の最寄りのバス停は「須佐」になります(出雲市駅からバスで約40分)。
ただ「須佐」バス停から「須佐神社」には約3kmほどになりますので、更にタクシーの利用が必要になります。
マイカー
出雲市中心地から「須佐神社」には、約40分程度になります。
施設情報
須佐神社・すさじんじゃ
住所:島根県出雲市佐田町須佐730
電話番号:0853-84-0605
社務所受付時間:9時~16時
公式ホームページ:susa-jinja.jp
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