出雲大社・北島国造館の東には、樹齢1000年のムクの巨木をはじめ、神聖なスポットがいくつもあります。
古くから出雲大社の神水とされる「真名井の清水 (まないのしみず)」も、そのスポットの一つです。
島根県の名水百選にも選ばれる「真名井の清水」について、ご紹介いたします。
真名井とは
「真名井」とは、神聖な井戸のことをいわれ、いつしか清浄な水に付けられる敬称になりました。
そのため、全国には「真名井」と名付けられた名水・聖水が幾つもあります。
おなじ山陰では、米子市淀江町の「天の真名井」が名水として知られています。
真名井の清水
出雲大社・北島国造館の東、300mほど先に「真名井の清水」があります。
「真名井の清水」は住宅地の間にあるので、気づかずに通り過ぎてしまいそうになります。
地元の皆さんから古くから愛され、島根県の名水百選(くらしの清水)にも選ばれています。
そんな「真名井の清水」ですが、ときどき水が濁ることがあり、周囲には飲料としての水質表示はございません。
そのため、飲料以外の用途にご利用をお勧めします。
出雲大社・古伝新嘗祭(こでんしんじょうさい)
真名井の清水は、昔から出雲大社の神事に関わる神聖な清水とされてきました。
とくに 十一月二十三日の「古伝新嘗祭・こでんしんじょうさい」の祭事中、出雲国造の寿命を延ばす「歯固めの神事」には、この真名井の清水の小石を用いる習わしになっています。
「神水」として遠くからこの清水を汲みに来る人も多く「島根県の名水百選」にも選ばれています。
御祭神 彌都波能賈神(みづはのめのかみ)
(真名井の清水に設置されている案内板)
「真名井の清水」が神水といわれるのは、
新嘗祭にあたる「古伝新嘗祭・こでんしんじょうさい」とともに執り行われる「歯固めの神事」。
この「歯固めの神事」は、出雲国造の寿命を延ばす神事として「真名井の清水」の小石を用いる習わしです。
このことから「真名井の清水」は神水であると、今に伝えられています。
真名井の清水 関連情報
名称:真名井の清水
住所:島根県出雲市大社町杵築東真名井
※ 北島国造館から約300m・徒歩約4分
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