出雲市大社町『奉納山公園』! 山頂からの眺めは「国引き神話」の風景を感じます

出雲市大社町「稲佐の浜」の東 、出雲大社の方面に 標高75mの奉納山があります。

この奉納山には「出雲阿国終焉地之碑」「阿国塔」をはじめ、「奉納山公園」「展望台」「出雲手斧神社」などがあり、山頂から見える長浜海岸の姿は「国引き神話」の風景を感じます。

そんな、見どころ満載の「奉納山」についてご紹介します。

 

奉納山の由来

奉納山 入り口20220618

奉納山の由来は、中世の頃、廻国聖・かいこくひじり(諸国を回遊した仏教僧)によって、全国66箇所の聖地に経文を埋経されてました。

廻国聖の時代は、鎌倉時代の末から室町時代とのことです。

出雲の地ではこの山に奉納されたことから、この山を「奉納山」と呼ばれるようになったそうです。

 

奉納山 入口と中腹には!

出雲阿国 終焉地の碑(入口)

奉納山の入口には「出雲阿国終焉地之碑」が建てられています。

 

出雲阿国の塔1 20220618

そして、奉納山の中腹には「阿国塔」があります。

「阿国塔」は、歌舞伎の始祖・出雲阿国をたたえ、歌舞伎界の名家 中村家・市川家をはじめ・水谷八重子などの名優たちの寄付により建立されました。

現在の「阿国塔」は、1968年(昭和43年) に再建された塔です。

 

奉納山 山頂!

奉納山の山頂には、「奉納山公園」「展望台」「出雲手斧神社」があります。

 

展望台・奉納山公園

奉納山 展望台 20220812

奉納山の山頂には、展望台があります。

この展望台からは、稲佐の浜や長浜海岸、天気がよければ三瓶山がきれいにみえます。

いわゆる、国引き神話の稲佐浜海岸から三瓶山までが一望できます。

展望台がある山頂は「奉納山公園」になり、周りにはベンチが幾つも設置されていますよ。

国引き神話

八束水臣津野命(やつかみずおみつぬのみこと)は、出雲の国は細長く小さいため、新羅(しらぎ)という国の余った土地を切り離し、出雲の国にくっつけました。

そのとき、新羅の土地を綱で引っ張りかけた杭が「三瓶山」、その綱は「薗の長浜」になりました。

奉納山(長浜海岸)

海岸の砂浜が遠くまで続き「縄」のように見え、その綱の先には「杭」・三瓶山があります。

そして、山頂の公園では「国引き神話の風景」の案内板が設置されてます。
↓↓↓
奉納山公園 山頂(案内板)

 

出雲手斧神社

出雲手斧神社 20220812

奉納山の山頂入口には「出雲手斧神社・いずもておのじんじゃ」があります。

 

出雲手斧神社 案内板 20220812

出雲手斧神社は「手置帆負命・たおきほおいのみこと」「彦狭知命・ひこさしりのみこと」をご祭神としてお祀りされてます。

この二柱の神様は、天日隅宮(出雲大社)や橿原神宮などの造営にご尽力されました。

そのことから「手置帆負命」「彦狭知命」は、工匠の祖神であり、建築建設業・家屋建造物などの守護神として、また技術の神様であると伝えられてます。

 

奉納山公園 まとめ

奉納山は、出雲大社の西、稲佐の浜近くにある 標高75mの山になります。

その由来は、中世の頃、諸国を回遊した仏教僧(廻国聖)によって全国66箇所の聖地に経文を埋経され、出雲の地ではこの山に奉納されたことから「奉納山」と呼ばれるようになりました。

そして、奉納山には「出雲阿国終焉地之碑」「阿国塔」をはじめ、「奉納山公園」「展望台」「出雲手斧神社」などがあります。

特に、山頂から見える長浜海岸・三瓶山の姿は「国引き神話」の風景を感じる、美しいスポットになります。

是非、奉納山にも足を運んでくださいませ。

よろしくお願いします。

 

名称:奉納山(公園)

住所:島根県出雲市大社町杵築北3072-1

 

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