出雲大社の馬と牛の銅像とは! そして天満宮(菅原道真 公)があるわけは?

出雲大社には、なぜか「馬と牛」の銅像が祀られています。

出雲大社の正門から下り参道、四の鳥居(銅の鳥居)をくぐると、左手に馬と牛の銅像があります。

きっと、特別な意味合いがあると感じましたので、出雲大社・馬と牛の銅像について調べてみました。

是非、観光のご参考にお願いします。

 

出雲大社の神馬(しんめ)・神牛(しんぎゅう) 像

出雲大社・馬と牛の銅像は、神馬(しんめ)神牛(しんぎゅう)といわれます。

神馬は「子宝・安産」に恵まれ、神牛は「学力向上」として御利益を授けていただけます。

ますます、不思議に感じてしまいますね。

 

出雲大社・神馬像

出雲大社神馬神牛像2_20230119

出雲大社の神馬像は「子宝・安産」で知られますが、この像は 1667年毛利綱廣(もうり つなひろ)公が寄贈されたそうです。

そして、地元大社町では神馬像のことを「かねおまさん」と呼ばれ地元でも長く愛されています。

神馬像の御利益は、鼻の辺りを撫でると良いそうですよ。

エピソード(名越弥七朗)

そして「子宝・安産」のエピソードがあります。

神馬の銅像は毛利綱廣公の寄贈ですが、毛利綱廣公が京都の名工「名越弥七朗」に依頼されたそうです。

当時、名越弥七朗の妻は出産を控えていました。

神社では古くから「出産は穢れ」とされていたため、名越弥七朗は神馬像が完成するまでは出産が遅れるように日々お祈りをしたそうです。

そして妻は、神馬像が完成した後に、無事に出産することができました。

出産は遅れましたが安産で、生まれた子はとても元気だったそうです。

そのことから、神馬像には「子宝・安産」の御神徳があると今に伝えられています。

 

出雲大社・神牛像

出雲大社神馬神牛像3_20230119

出雲大社の神牛像は「学力向上」と伝えられますが、これは学問の神様「菅原道真」公と深い関係があります。

出雲大社との深い縁

「菅原道真」公は、第13代出雲国造・野見宿禰(のみのすくね)を祖先に持ちます。

道真の父・是善が、出雲にて先祖の野見宿禰(相撲の祖)の墓参りをした際、案内人であった地元の娘を寵愛され、生まれたのが道真との説(菅原天満宮)があります。

このように「菅原道真」公と出雲大社とは深い縁があり、出雲大社には「天満宮」が2か所(神楽殿・北島国造館)ございます。

【紹介記事】 出雲大社・野見宿禰神社! 相撲の祖と称えられ境内には土俵があります

牛をこよなく愛した「道真」公

そして「菅原道真」公は、丑の日に生まれ、牛を可愛がっていたそうです。

そんな道真公は牛をこよなく愛し、大宰府に赴く際、刺客から狙われましたが牛の鳴き声で身を守ることが出来たそうです。

また、丑の日に亡くなり「遺骸を牛車にのせて人にひかせず、牛の赴くところにとどめよ」という遺言により、遺体を道真の住居があった榎社から牛車で運ばれました。

そして牛車は、四堂という地で牛が動かなくなり、その地を道真の墓地として埋葬されました。

その後、埋葬した地に神廟を建て、それが安楽寺となり、後に太宰府天満宮に至りました。

「菅原道真」公は、学問の神様で有名です!

学力向上を目指されている方は、神牛像の頭を撫ででくださいませ。

 

大宰府天満宮神牛像20230119

(太宰府天満宮の御神牛)

このように「菅原道真」公は、牛との深い縁がある神様として、全国様々な「天満宮」には牛の像(神牛像)が奉納されています。

 

天満宮(出雲大社・神楽殿)

出雲大社天満宮20230119

神楽殿を右側から裏手にまわると「天満宮」がございます。

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天満宮(出雲大社・北島国造館)

北島国造館 天満宮 20220821

北島国造館の庭園内に「天満宮」がございます。

【紹介記事】 「北島国造館」には美しい滝や結婚式で知られ場所・駐車場はこちら!

 

出雲大社にお越しの際は、神馬・神牛の銅像と、天満宮にもご参拝くださいませ。

よろしくお願いします。

 

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