「日御碕神社」は、島根半島西端の日御碕にあり、周囲は奇岩絶壁の岬として知られる観光地です。
日御碕神社の社殿は、桃山文化の面影を残す美しい姿であり、石鳥居とともに重要文化財に指定されています。
御朱印は 2種類になり、出雲國神仏霊場巡り・最終の第二十番霊場でもあります。
そして、日御碕神社には 上の宮・下の宮があり、あわせて日御碕神社といわれます。
参拝方法・観光・駐車場などの情報を含み、日御碕神社の魅力をご紹介いたします。
日御碕神社の下の宮・上の宮
日御碕神社には、境内に下の宮・上の宮があり、あわせて日御碕神社になります。
下の宮は、日沉宮(ひしずみのみや) といわれ、天照大御神(アマテラスオオミカミ) 。
上の宮は、神の宮(かみのみや)になり、素盞嗚尊(スサノオノミコト)が、それぞれ祀られています。
日沉宮・創建の由来は 、
「伊勢大神宮は日の本の昼の守り、出雲の日御碕清江の浜に日沈宮を建て日の本の夜を守らん」の言葉通り、日御碕の清江の浜(経島・ふみしま)に、天照大御神を奉斎されました。
ある時、経島に天葺根命(あまのふきねのみこと) が向かわれた際、天照大御神が降臨され「我天下の蒼生(国民)を恵まむ、汝速かに我を祀れ」との神勅があり、現在の地 (日御碕神社) に日沈宮を祀られました。
そして 日御碕神社(日沉宮)は、日の本の夜を守る神社として、昼を守る伊勢神宮とは対的な関係にあると伝えられてます。
日御碕神社の御朱印
日御碕神社で授与いただける「御朱印」は、2種類になります。
御朱印の種類は、「日御碕神社の御朱印」「出雲國神仏霊場巡りの御朱印」です。
日御碕神社の御朱印
「日御碕神社」の御朱印は、右に「参拝」の文字、左に「参拝日」を墨書きされてます。
そして、中央には「日御碕神社」と刻字された赤い朱印が押されてます。
とてもシンプルな御朱印ですが、かざり気が無いなかに桃山時代からの趣深い意味を感じます。
私は、令和四年四月十日(参拝日)にいただきました。
値段(初穂料)
値段は300円(初穂料)、境内の授与所にていただけます。
受付場所と時間
受付は、境内の授与所にていただけます。
受付時間は、8:30~16:30
出雲國神仏霊場巡りの御朱印
『出雲國神仏霊場巡り』の御朱印は、それぞれの名前や由来などを用いた、漢字一文字を墨書きされます。
また、出雲國神仏霊場巡りは、島根・鳥取の20社寺で行われ、日御碕神社は第二十番霊場(最後の霊場)になります。
御朱印は、右上に「出雲國神仏霊場第二十番」と刻字された朱印。
右下には、「日御碕神社」と墨書き。
中央には、「守」の一文字、左には「参拝日」を墨書きされてます。
そして中央の下には「日御碕神社」の御朱印と同様に「日御碕神社」と刻字された赤い朱印が押されてます。
「出雲國神仏霊場巡り 御朱印」出雲大社との違いは、右下には墨書き(日御碕神社)があり、中央上の「一文字」と下の「赤い朱印」との位置が上下異なっています。
また、日御碕神社「守」の一文字は、”日ノ本の夜を守る” その由来からに想像します。
私は、令和四年六月十九日(参拝日)にいただきました。
値段(初穂料)
値段は300円(初穂料)です。
受付場所と時間
受付は、境内の授与所にていただけます。
受付時間は、8:30~16:30
出雲國神仏霊場巡り(第二十番霊場)
出雲國神仏霊場巡りは、島根・鳥取の20社寺で行われ、神仏や宗派を超え出雲の国に古くから残る「ご縁を尊ぶ心」・「和の心の大切さ」を、世界に向け発信されています。
日御碕神社は、最終の二十番霊場は「日御碕神社」になります。
第一番 出雲大社
第二番 鰐淵寺
第三番 一畑寺・一畑薬師
第四番 佐太神社
第五番 月照寺
第六番 賣布神社
第七番 華蔵寺
第八番 美保神社
第九番 大神山神社
第十番 大山寺
第十一番 清水寺
第十二番 雲樹寺
第十三番 平濱八幡宮・武内神社
第十四番 八重垣神社
第十五番 熊野大社
第十六番 須我神社
第十七番 峯寺
第十八番 須佐神社
第十九番 長浜神社
第二十番 日御碕神社
参拝方法(参拝作法)
日御碕神社の参拝方法は、一般的な作法とおなじ「二礼・二拍手・一礼」です。
参拝時間
参拝時間は、8:30~16:30
授与所の受付も、同じ時間になります。
ご利益
ご利益は、厄除けのご利益があるとして広く知られてます。
そして、縁結び・家運隆盛・夫婦円満・海上安全など、様々なご利益を授かると伝えられています。
桃山文化の面影を残す美しい・社殿
(画像:上の宮・神の宮 御本殿)
現在の本殿は、 3代将軍・徳川家光の命により、1637年(寛永14年) に着手させ、7年後の1644年(寛永21年) に完成されました。
壁や木の切り口は白色、柱や横木が丹塗りされた社殿は、上下の二社(上の宮・下の宮) どちらも拝殿と本殿が続く権現造りです。
江戸時代初期、華やかな桃山時代の面影を今に残す貴重な建物です。
境内のご紹介
境内配置
日御碕神社の鳥居をくぐると、正面にみえる門が「楼門」です。
さらに「桜門」の正面には「下の宮 (日沉宮)」があり、「下の宮」の右側上には「上の宮 (神の宮)」が配置されています。
鳥居
その昔、日御碕神社の鳥居は、昔の参道入口にありました。
現在の地には、1935年(昭和10年)に遷されましたが、その際、徳川家光が寄進(1939年・寛永16年)されたものと判明したそうです。
そして 境内に入り鳥居をくぐると、正面に「楼門」がみえます。
手水舎
楼門の手前・右側には「手水舎」があります。
楼門
参道の正面に「楼門」があります。
参道の石段をあがり桜門をくぐると、正面に「日沈の宮」の姿が現れます。
そして左右には、朱塗りが美しい廻廊が2つあります。
「日没の宮」につづく廻廊(参道左側)
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「神の宮」につづく廻廊(参道右側)
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下の宮(日沈の宮)
日沈の宮では「天照大御神・あまてらすおおみかみ」が祀られています。
日沈の宮は、正面に「拝殿」、奥に「本殿」があります。
日沈の宮 拝殿
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上の宮(神の宮)
授与所
「下の宮 (日沉宮)」 拝殿の右側には「授与所」があります。
こちらの授与所にて、御祈祷の受付けをはじめ、御朱印・絵馬などを授けていただけます。
日御碕神社の駐車場
日御碕神社の駐車場は2か所になり、いずれも無料です。
「鳥居前」と「桜門前の左手」になります。
鳥居前にある駐車場
バス停が併設されていて、乗用車は10台程度、停めることができ、駐車場内にはトイレが設置されてます。
楼門前の左手にある駐車場
日御碕神社のメイン駐車場になり、利用時間は 8時~18時までです。
時間外では閉鎖されますので、ご注意くださいませ。
アクセス(日御碕神社への行き方)
日御碕神社へのアクセスは、車または バス(一畑バス)の利用になります。
詳しい情報は、こちらの記事をご参考にお願いします。
→ 出雲大社から日御碕神社への行き方(アクセス)は? おすすめの情報はこちら!
日御碕神社周辺でのランチ
日御碕神社周辺でランチするなら、鳥居前の駐車場近くの園山商店さん、または 日御碕周辺のお店になります。
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日御碕神社 まとめ
「日御碕神社」は、島根半島西端の日御碕にあります。
日御碕は、奇岩絶壁の岬として知られる島根県のなかでは有名な観光地の一つです。
また朱塗りの社殿は、桃山文化の面影を残す美しい姿であり、石鳥居とともに重要文化財に指定されています。
日御碕神社には下の宮・上の宮があり、あわせて日御碕神社になります。
下の宮は、日沉宮(ひしずみのみや) といわれ、天照大御神(アマテラスオオミカミ) 。
上の宮は、神の宮(かみのみや)になり、素盞嗚尊(スサノオノミコト)が、それぞれ祀られています。
そして、日沉宮は日御碕の清江の浜(経島)に鎮座されてましたが、経島に天葺根命(あまのふきねのみこと) が向かわれた際、天照大御神が降臨され、その後、現在の日御碕神社・日沈宮を祀られました。
日御碕神社(日沉宮)は、日の本の夜を守る神社として、昼を守る伊勢神宮とは対的な関係にあると伝えられてます。
御朱印は2種類になり、日御碕神社の御朱印・出雲國神仏霊場巡りの御朱印です。
日御碕神社は、出雲國神仏霊場巡り・最終の第二十番霊場でもあります。
参拝方法は、一般的な作法とおなじ「二礼・二拍手・一礼」です。
駐車場は2か所、鳥居前の駐車場・楼門前の左手の駐車場です。
いずれの駐車場とも無料になります。
日御碕神社は、朱塗りの社殿がとても美しく、桃山時代の文化を感じます。
様々な魅力がある日御碕神社に、是非ご参拝くださいませ。
よろしくお願いします。
その他情報
日御碕神社では、「御神砂守」といわれる御守があり、強い厄除けがあると伝えられています。
詳しい情報は、こちらの記事をご参考に!
日御碕神社(日没の宮・神の宮)
住所:島根県出雲市大社町日御碕455
電話番号:0853-54-5261
公式ホームページ:なし
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